病理医の方へ

朋子先生から病理医へのメッセージ

2012/08/25

第1回妊産婦死亡症例病理カンファレンスのお知らせ   厚生労働科学研究費補助金成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業「妊産婦死亡及び乳幼児死亡の原因究明と予防策に関する研究」では、妊産婦死亡について平成18年度より妊産婦死亡剖検マニュアルの作成および母体安全への提言、救命救急医療との連携などを行って参りました。このたび第58回日本病理学会秋期特別総会の黒田誠会長のご厚意により11月22日にポスターセッションを設定していただき、さらに一部の症例に関して、前日(11月21日)に検討する機会を持つこととなりました。多数の先生のご参集をお待ちしております。   日時 平成24年11月21日 15:30-18:30 場所 ウインクあいち  http://www.winc-aichi.jp/ 会議室906 (9F)  

「妊産婦死亡及び乳幼児死亡の原因究明と予防策に関する研究」

主任研究者 池田智明

妊産婦死亡に対する剖検マニュアル委員会

委員長 金山尚裕

問い合わせ先

妊産婦死亡に対する剖検マニュアル委員会

竹内 真 大阪府立母子保健総合医療センター検査科

mkt_take@mch.pref.osaka.jp

若狭朋子 大阪赤十字病院病理部

wakasa-patho@osaka-med.jrc.or.jp 06-6774-5111(5090)

植田初江 国立循環器病研究センター臨床病理科

hueda@hsp.ncvc.go.jp

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東海大学病理同門会

2012/08/15

『私の病気は何ですか』岩波科学ライブラリー

2012/05/18

神戸大学の近藤武史先生と榎木英介先生が、岩波科学ライブラリー177『私の病気は何ですか』病理診断への招待。岩波書店、1200円を2010年に出版されています。私は今日初めて手に取って読んでみたのですが、病理診断がどのようなものか、病理医の役割、診療における役割などについて、患者さんの視点から、患者にとって分かりやすく説明されています。なぜ病理診断がよりよい医療のために必要か、最適な医療を受けるために必要かを判っていただくために、一般の方が読まれて良い本と思いましたので紹介いたします。

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第101回日本病理学会春期総会

2012/04/29

2500名以上の参加者のもとに第101回病理学会が東京京王プラザホテルにて開催されました。物事が遅々として進まない成熟社会の中でも多くのことが着実に変化しています。病理医だけしか興味を持つ人はいないかもしれませんが、常勤病理医がいる病院に病理管理加算、細胞診管理加算が認められることになったのは、大きな変革のスタートであったと、何年か先に、認識されると思っています。中央検査部に検体管理加算があるため、これを得るために、病理医の一部が病理診断に従事しない(病理診断をすると加算が認められないため)不都合があったと聞いています。この変革により、病理医は、本来の病理業務に従事することにより、病理加算を得て病院に経済的貢献ができることとなりました。複数病理医体制が病院に経済的メリットを生み出すこの点数制度は、運用によっては、若手病理医の養成と病理研修にとってもメリットと考えています。現場の病理医の皆様がたが、これを機会に病理部門の拡充、設備の更新、定員の増強に取り組まれて、若手医師にとって魅力ある職場へ変えていく努力をしていただければと存じます。 私は甲状腺外科の岡本先生とともにWSを担当いたしました。甲状腺病理、細胞診断の問題点と解決への取り組み、解決へ向けての診療ガイドラインについて紹介いたしました。講演データを掲載いたしましたのでご参照ください。

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第85回日本内分泌学会学術集会名古屋

2012/04/22

 第85回日本内分泌学会学術集会が名古屋国際会議場で開催されました。全内分泌領域で8会場並行開催であるため、甲状腺以外のセッションにはなかなか顔を出すこともできない巨大学会です。甲状腺腫瘍分類における境界病変について、我々の提言を教育講演として紹介させていただきました。まだ一般には認知されていない我々の腫瘍分類を教育講演に取り上げていただいたプログラム委員会に感謝いたします。講演データを掲載いたします。今週には第101回病理学会が東京で開かれ、ここでも甲状腺結節診療ガイドラインと細胞診断をワークショップ6『内分泌腫瘍ー病理医と外科医のクロストーク』にて講演を担当いたします。この講演データもまた掲載したいと思います。  この時いくつかの委員会が開かれました。日本甲状腺学会の甲状腺結節診療ガイドラインの編集委員会もその一つです。2012年度内の出版に向けて議論が闘わされました。ここでは診断様式(日本独自のものを大切にするか、欧米で普及が予想されるベセスダ様式に移行するか?)と診断基準の標準化(パパニコロウクラス分類で行われている施設も残っているなど現状の改善)が焦点であり、この点で記述の追加、充実が図られました。これから一般への周知と普及への啓蒙活動が重要と思われます。
ResearchGate(Kennichi Kakud) Better Treatment 最適医療 (社) 日本病理学会 教育委員会編集 病理コア画像 和歌山県立医科大学人体病理学(第2病理学)教室 バーチャル臨床甲状腺カレッジ