2015年9月

覚道甲状腺病理診断室の開設のお知らせ。

2015/09/17

このたび大阪市のすみれクリニック内に、覚道健一甲状腺病理診断室を開設いたしました。http://www.thyroid.jp/thyrocyte  をご覧ください。内部の標本だけでなく、他施設の標本についても(有料ですが)、診断、コンサルテーションをお受けする体制をとっています。今までは組織標本を中心にコンサルテーション体制で対応していましたが、細胞検査士の応援も得て、甲状腺細胞診に特化した細胞診断を運営したいと企画しています。検査所でのクラス3、鑑別困難の多い(検体の半数が結論の出ない診断のような例をうかがっています)安全運転のため、あいまいで結論の出ない細胞診に満足されていない方々に、臨床に役立つ診断方式(日本甲状腺診療ガイドラインによる)での細胞診断を提供いたします。甲状腺細胞診に特化した診断を提供できる施設は、当施設以外には、ほぼ皆無と思います。11月スタートを予定しています。ご利用ください。

甲状腺細胞診『鑑別困難』特集

2015/09/17

甲状腺細胞診『鑑別困難』の特集を私が編集を担当しています J Basic and Clinical Medicineに掲載しました。論文内容を見たり、ダウンロードすることは無料(open access)の雑誌ですので、以下のURL http://sspublications.org/index.php/JBCM/index をご覧ください。中国、米国、イタリア、スイス、日本の著者から12編の論文を投稿いただきました。残念ながら英語の論文で、日本語でも順次これらを紹介したいと思っています。11月には、少し方向は違いますが、第54回秋期大会(名古屋)でシンポジウム『甲状腺細胞診(鑑別困難)を発癌の分子メカニズムから考える』を開催いたします。また来年5月横浜での国際細胞学会でも、『Comparison of different diagnostic systems of thyroid cytology, current and future.』をシンポジウムとして行います。興味のある方はご参加ください。

ResearchGate(Kennichi Kakud) Better Treatment 最適医療 (社) 日本病理学会 教育委員会編集 病理コア画像 和歌山県立医科大学人体病理学(第2病理学)教室 バーチャル臨床甲状腺カレッジ