細胞診専門医、細胞検査士の方へ

布引先生が神戸常盤大学教授に昇任

2018/06/06

布引教授お祝い

細胞検査士3期生

細胞検査士養成コースの中心を担ってきた布引先生が神戸常盤大学の教授に昇任されました。6月2日、3日に札幌で開催された第59回日本臨床細胞学会春期総会が開催され、森先生、若狭先生、尾崎先生、樋口さんが集まりお祝いの会を設けました。その折、神戸常盤大学第3期卒業生6名がお祝いに駆けつけてくれました(写真)。最初の3年間は苦労と試行錯誤で学生だけでなく、教員も検査士コースで悪戦苦闘していたのですが、最近の2年間は100%の合格率を示し、布引教授の養成コースでの貢献は大と思われます。これまでに、和歌山県立医科大学第2病理より、齋藤教時代からの教室員4名(栗林、中峯、東家、森川)に加え、私の代に入局した7名(松浦、横井、森、楊、韓、中村美砂、布引)の計11名が教授に昇格いたしました。教室を主宰したものとして、才能ある志の高い人材を多く受け入れることができたと喜んでいます。まだ講師、准教授の人材も多数努力を続けています。これからもこの数字は増加すると期待しています。

アジアの細胞診特集

2017/11/20

甲状腺細胞診のワーキンググループを2016年に結成し、2017年には韓国釜山市でのAOTAで、発起集会を開きました。その時に決定し、メンバーの協力のもとに、Journal of Pathology and Translational Medicine  に特集Current Practices of Thyroid Fine-Needle Aspiration in Asia を刊行することができました。(http://jpatholtm.org/current/?vol=51&no=6​).をご参照ください。医学は科学であり違いはないのですが、社会的背景、倫理観、経済的背景の差により、医療は国ごとに異なっていることが明瞭にわかる特集となりました。今まで、欧米から出されたガイドラインの多くをそのまま移入してきましたが、多くの違った結果を得て、その原因がわからずに過ごしてきました。多くの原因は患者群の違いであろうと推測されてきましたが、別に大きな問題があることを、甲状腺結節診療で明らかにしたいと思っています。興味を持っていただいた方は以下をご参照ください。Open Access ですので、自由に見ることができます。
  • Kakudo K, Higuchi M, Hirokawa M et al.: Thyroid FNA cytology in Asian practice – Active surveillance for indeterminate thyroid nodules reduces overtreatment of thyroid carcinomas. Cytopathology [Epub ahead of print].
 

The new second edition Bethesda System

2017/11/05

The new second edition Bethesda System

The new second edition Bethesda System

The new second edition Bethesda System がSpringerから出版されました。世界で最も使用されている甲状腺細胞診の診断様式です。アジアから著者に加わったのは、韓国のHong先生と私の2名だけであるようです。アジア諸国の臨床と、米国の特殊な医療環境での診断様式、臨床的取り決めには大きな違いがあることがわかってきました。これらの食い違いに対し、整合性を取るのが、私達アジアから参加した著者の役割と考えています。

Borderline/Precursor Thyroid Tumors in WHO Classification

2017/08/21

WHO Classification of Endocrine Organs

WHO Classification of Endocrine Organs

取り組んできました境界腫瘍の提唱が、2017年出版されたWHO甲状腺腫瘍分類に公式に採用されました。今まで良性と悪性のいずれかに分類する必要があったのですが、そのため、診断のブレができる。悪性例の予後解析でも、病期 I期、II期では、コントロール群と差がないという(時には癌の方が長生きできる)という理解困難な結果が出ていました。これからは、境界悪性腫瘍の診断が使用でき、病理診断の再現性がよくなることを期待しています。欧米では多くの場合癌と過剰診断され、全摘+RAI治療がされる不幸な例が多くあったのですが、そのようなことは激減することが期待されます。しかし今でもこの腫瘍を欧米では手術して癌でないことを確かめなければならないと主張しています。私は、手術する必要はないと主張しています。現在投稿中の原稿が出版されましたら、アップしたいと思います。

Borderline/Precursor Tumours in the 4th Edition  2017 WHO Classification of Thyroid Tumours.

2

Hyalinizing Trabecular Tumour

2A

Other encapsulated follicular patterned thyroid tumours

2A-1

Uncertain malignant potential (UMP)

2A-1-1:Follicular tumour of Uncertain malignant potential (FT-UMP)

2A-1-2:Well differentiated tumour of Uncertain malignant potential (WDT-UMP)

2A-2

Non-invasive follicular thyroid neoplasm with papillary-like nuclear features (NIFTP)

中国講演2017

2017/04/08

山東省講演

山東省講演

講演の後で4名と

晩餐会

前日の泉公園で白先生と

白先生

南京での講演を終わって

南京甲状腺病理カンファレンス

南京カンファレンス

南京カンファレンス

何度目になるかわかりませんが、中国南京市(甲状腺病理国際高峰診伝)と済南市(2017年山東省甲状腺病理検討会、写真)で2017年5月出版予定のWHO分類のうち、境界病変WDT-UMPと NIFTPについて講演をしてきました。Mayoi Clinic のErickson 教授、Case Western Reserve University のClaire Michael教授と同行させていただきました。中国で活躍する5名の元教室員と会うことができ楽しい時間でした(写真2,3)。
ResearchGate(Kennichi Kakud) Better Treatment 最適医療 (社) 日本病理学会 教育委員会編集 病理コア画像 和歌山県立医科大学人体病理学(第2病理学)教室 バーチャル臨床甲状腺カレッジ