細胞診専門医、細胞検査士の方へ
神戸常盤大学細胞検査士養成コース
2014/08/02
神戸常盤大学細胞検査士養成コース第4期生の講義に、7月24日伺いました。3か月ぶりの訪問ですが、すべてが順調に流れている常磐大学を拝見し、時間の過ぎていくことの重大さを再認識いたしました。4期生は15名と定員一杯の優秀な学生たちで、今年の試験結果が楽しみです。私の担当は甲状腺で、試験に出る(?)4疾患について重点的に解説してきました。この15名は甲状腺については完璧と思っています。
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Shan先生がopen access journal(J Basic Clinical Medine)を発行しました。
2014/04/09
Shan先生がopen access journal(J Basic Clinical Medine)を発行しました。応援を兼ねて、第2号に甲状腺特集を組み、日本から4編の論文を特集として掲載しています。是非 http://sspublications.org/index.php/JBCM をご覧ください。私からは甲状腺微小癌について、総説を書きました。微小乳頭癌は本当に癌と呼ぶべき腫瘍なのか?どのように治療すべきかについて私の疑問を書いています。open accessですので、ぜひご覧ください。中村美砂先生は彼女のライフワークカルシトニンとプロカルシトニンの不思議について彼女の切り口で解説してくれました。若狭先生は甲状腺炎に見られた異常細胞を記録しています。
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2014年卒業生
2014/03/23
2014年3月は私にとって思い入れの強い年度末です。神戸常盤大学で細胞検査士養成コースを担当し、3期生を送り出しました。3年間で34名の受講者から24名(71%)の細胞検査士試験合格者を生み出し、社会に送り出しました。写真の4名は私が卒業研究を担当した人たちです。
また、和歌山県立医科大学では、私が病理学を担当した最後の学年が卒業しました。写真は基礎配属で病理学2を選択した学生で、病理学を楽しんだ人たちです。みんなの未来が幸多きことを願っています。


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愛媛病理研究会
2013/08/20
8月10日、愛媛大学北澤教授のお招きで、愛媛病理研究会で講演の機会を得ました。バーチャルスライドによる症例検討会で、楽しい時間を過ごすことができました。
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甲状腺結節取扱い診療ガイドライン
2013/07/30
甲状腺学会編集、甲状腺結節取扱い診療ガイドラインが南江堂から出版されました。甲状腺穿刺細胞診と病理診断の問題点について我々病理医4名で取り組みました。ここでの新規軸は、甲状腺穿刺細胞診の診断様式に、伊藤病院、隈病院など日本の甲状腺専門医療機関で開発された診断様式を取り上げたことです。一般病理医、細胞検査士に同レベルでの診断がどこまで可能かと疑問が投げかけられましたが、わたくしは可能と強くはねつけました。是非病理専門医、細胞診専門医、細胞検査士の方々は、ご一読いただいて、甲状腺専門医療機関の独自に開発した診断様式の趣旨をくみ取っていただきたいと思います。細かいことは省略いたしますが、現在欧米で普及しています、べセスダ診断様式、英国様式と診断用語や、臨床的対応に違いがありますが、細胞所見には全く違いがありません。どの診断用語を用いるか、臨床側パートナーとご相談の上お決めください。このHPにご意見を頂ければ幸いです。具体的には、嚢胞液が得られた検体で、濾胞上皮細胞が6集塊得られないとき、べセスダでは全例再検査、検体不適の診断となります。甲状腺学会のガイドラインでは、嚢胞液が確認されれば、良性と診断し、画像で悪性も考えられる例のみを再検査とします。画像診断が進んでいる日本の実際的な方針です。

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